January 8, 2009
FUCKIN' KOOL HEARSE
ハース(霊柩車)というジャンルのクルマは、カスタム王国アメリカ
の中でも、かなり独特の位置づけといえます。
というのも、やはりその使用目的は「亡きがら」を搬送するためのク
ルマですからねー・・・。
ただ、そこは「変わり者王国」のアメリカでもあるため、ちゃんとハ
ースの愛好者というのは存在しています。
これは以前書いた事もあると思いますが、ワタシは個人的にはチョッ
パーズたちが乗る「鬼トラディッショナル」なロッド&カスタムも良
いとは思うのですが、やはり変な趣味なのでカイザー・ヘンリーJと
か、ハドソンとかハースとかの方が大好物だったりします。
そんなハースの中でも、一番好きなのが1959年キャディラックベ
ースのハースなのです。
1959年キャディラックといえば、クルマが詳しくない人でもカス
タム・カルチャー・ナウに来た事が一度でもある人ならわかるはず。
そう、カスタム・カルチャー・ナウの会場である、グッゲンハイム・
マフィアの店内に飾られている、ピンク色の巨大な自動車。
あれが、1959年キャディラックなのです。
あのとんでもなく大きいクルマが、さらにストレッチ(延長)されて、
ハースとしてカスタムビルドされてるんだから、ほんとシビレちゃい
ます。
実はそんな、1959年キャディラックベースのハースの実写を先日
アメリカのカーショーで見てしまったのです。
これです。
フロントからの図。
リアからの図。
リアのクローズアップの図。
どうですか??ヤバくありません??
特にこのリア回り。
50年代のクルマの中でも、最大なテールフィンのはえたハースです
よ。
また、テールにかけてせり上がって行くルーフのデザインなんかも最
高です。
ワタシは今のザ・プッシー・ワゴンもそうなんですが、ステーション
ワゴンという形のクルマが大好きで、そういった観点から見てもハー
スというのは、完全に形状としてはステーション・ワゴンですから、
かなりアリなんです。
このハースなら、ロングボードでも余裕で入るだろうし、ワタシの背
丈なら余裕で寝る事もできます。
あと、全身メタルフレイク&キャンディのフレイムスをペイントした
らクールですよねー。
まぁ、真剣に買おうとかはハナから思ってませんが、こんなハースを
見て妄想にふけって楽しむというのも、十分アリだと思います。
想像するのは、タダですからね。
ちなみにこのハース、当時たったの128台しか創られなかった内の
1台だそうです。
128台って、すんごい希少ですよねー。
今、一体何台が現存してるんだろう???
たぶん、50台くらいなのかなー・・・。
とにかく、妄想はつきません(笑)
ワタシの想像力を異常にかき立ててくれる、1959年キャディラッ
ク・ハースでした。